Moonについて

 Moonすごいのよ…。ジンさんがMoonでアミが地球。その目の付け所とマッチ具合がすごい。

 月は地球に対して「僕が見ているのはあなただけ」「こうやってあなたを眺めることしかできない」「花が咲いて空が真っ青な星(=地球)本当に美しいのはあなただよ」「僕は名前すらなかった あなたに出会うまでは」「あなたは僕に愛をくれて 今は僕の理由になった」「どんな言葉より有難いという言葉より僕はあなたのそばにいるよ」「あなたの存在がどれだけきれいかあなたは知っているのか」といった思いを抱いているようです。自分とファンの立ち位置を、関係を、月と地球に例える。見方によっては近いようで遠い。遠いようで近い。そんな月と地球。きっと大昔から地球人は月に関心を持ってきて、今ではあるのが当たり前みたいなところもあるかもしれないけど、ある人にとっては(私も入る)癒しで、慰めで、神秘的で、特別なのよね。そんなふうに、意識のある地球(人)側が月を見て、あれこれ想うものだと思ってたからさ…。そんな月が、地球をこんな風に思ってる…。その月からの想いっていうところ、視点の向け方がすげくて、おもしろくて、感動するんだ。

 個人的に「両目を閉じてもあなたは青く僕に押し寄せる」という歌詞もすごく好きで。地球の青さはそんな印象を月に与えるのか!完全なる月視点!ロマンティック、ファンタジックではあるけどそんな言葉だけでは言い表せられないような。しかもあなたはこうこうこんな存在で、僕はこう思ってて、こうしてあげたいんだみたいな明るいポジティブさだけじゃなくて、「あなたにとってはjust a moon(ただの月)」とか「みんな僕を美しいというけれど僕の海は全部真っ黒」「僕の痛みや傷まで全部知られてしまうのではないか」「明るい昼も暗い夜も僕のそばにいてくれる」「悲しい時もつらい時もただ僕を照らすあなた」というふうに影の部分も織り込んであって。ジンさんは自分の歌を聞いて明るい気持ちになってほしいとかっていうふうに言う人だから、その点に関してたくさんは言及しないかもだけど、だからこそ、そういう面を知ることができて、見せてくれて有難いなと思いました。月には光と影があるもんね。地球も朝と夜があるように。みんな双方持っているように。

  あーでも言いたいのはjust a moonじゃないからね!!!just a moonがただの月ということであるならば、そう思っているのであれば、そうではない!!!少なくとも私はそうは思わない!私だって月のこと、ただ眺めることしかできなーい!って感じもあるし!でも月を見ると安心する。癒しのような存在でもある。美しいなって思うし、いつも好き。

  一応アミなので!(笑)ジンさんが歌詞に込めた想いの対象ではあるけど、なんかそう言ってくれることに感動しているというよりかは(たぶんそれもあるけど)、こんなたとえをして、こんな言葉で、ファンに贈る曲があるんだ!って。視点と表現方法に感動してるっていう方が今は大きいかな。とはいえ歌詞も、メロディーも、ジンさんの声も素敵な大好きな曲であることに変わりはないですね!素敵な曲を届けてくれてありがとう!大好きです!